PCT出願を米国の国内審査へ移行する手続として「継続出願」(バイパス出願)を選択した際の案件作成方法についてご案内します。
「バイパス出願」は、「US継続出願」の一種として案件を登録し、管理します。
案件作成の流れ
- ユーザ定義出願種別で「バイパス出願」を作成する
- バイパス出願期限が立つように標準アクショントリガ設定を登録する
- バイパス出願を手動で案件作成する
1.ユーザ定義出願種別で「バイパス出願」を作成する
固定メニューバー 設定>マスタ一覧>ユーザ定義出願種別へと進み、「ユーザ定義出願種別追加」ボタンからバイパス出願のマスタを作成します。
(マスタ作成例)

2.バイパス出願期限が立つように標準アクショントリガ設定を登録する
案件作成時にユーザ定義出願種別で「バイパス出願」を選択することで、優先日から30か月後のバイパス出願期限(=各国移行期限)が立つように、標準アクショントリガ設定を行います。
固定メニューバー 設定>アクション設定>標準アクショントリガ設定>「標準アクショントリガ設定追加」ボタンから、以下のように標準アクショントリガを設定します。
(設定例)
・標準アクション:出願
・期限種別:法定期限
・起算項目:優先日
・期限オフセット:30m
・期限備考:バイパス出願期限
・備考:(任意です)バイパス出願
・対象法域:特許
・対象国:アメリカ合衆国
・対象出願種別:US継続出願
・対象ユーザ定義種別:バイパス出願

3.バイパス出願を手動で案件作成する
- 固定メニューバー 案件>案件作成>特許>内外>US継続出願を選択します。
- 出願書誌テーブルの「ユーザ定義出願種別」に「バイパス出願」を選択します。
- 原出願テーブルでPCT出願の整理番号/出願番号を入力し、プルダウン候補から選択します。
- 出願手続テーブルの「優先日」に基準となる優先日の日付が入ったことを確認してください。
- ページ下部の「登録」ボタンをクリックします。
- 標準アクショントリガ設定で登録した内容のバイパス出願期限のアクション作成キューがダイアログで立ち上がります。
- キュー処理実行を行い、バイパス出願期限を立ててください。
- 案件メニューバー アクションへ進み、バイパス出願期限が立っていることを確認してください。