【米国】非DOCX形式での出願に対する追加料金の適用開始は2023年4月3日から
米国特許商標庁(以下、USPTO)は、DOCX形式での出願を促進するため、2023年1月1日以降に新規で出願する※non provisional 111(a) applicationに関し、DOCX形式以外で提出されたものは追加料金を課す(400 USドル)としていましたが、適用開始時期が2023年4月3日からへと延期されました。
- スモールエンティティ(200 USドル)、マイクロエンティティ(100 USドル)料金の適用有。
- 仮出願やPCT経由での米国移行出願に関しては、従来通りPDF形式で提出しても追加料金は発生しない。
※non-provisional application:
通常の米国出願、仮出願からの本出願、パリ優先件主張出願、分割出願、継続出願、一部継続出願、バイパス出願を含む。
Starting April 3, 2023, specification, claims and abstracts not filed in DOCX format will incur a non-DOCX surcharge of up to $400 for this filing type. See FY2020 Final Patent Fee Rule for more information.
https://www.uspto.gov/patents/docx
USPTOで公開されている一部情報を以下記載しておりますが、詳しくはUSPTOパテントセンター・Federal Registerをご確認ください。
サポートされているフォント
予告なく変更になる可能性もありますが、現段階(2023/1/10)では以下のフォントがサポートされているようです。
Arial
Arial Black
Arial Narrow
Arial Rounded Mt
Arial Unicode Ms
Batang
Batangche
Calibri
Cambria
Cambria Math
Castellar
Courier New
Georgia
Liberation Sans
Lucida Sans
MingLiU ExtB
Monaco
MS mincho
MS pmincho
PmingLiU ExtB
STIXGeneral
Symbol
Tahoma
Times
Times New Roman
Trebuchet MS
Verdana
Wide Latin
見出し(DOCX keywordsfor sectionheaders)
https://www.uspto.gov/sites/default/files/documents/DOCX_section_headers_May2022.pdf
DOCXテンプレート
USPTOが公開しているDOCX Templatesです。
使用される見出しを包括的にリストにした新規出願用テンプレートです。見出しにより、明細書・請求の範囲・要約・および図面が自動判別されるようです。
一般的に使用される見出しをリストにした簡略版新規出願用テンプレートです。
DOCX形式出願のウェビナー
USPTOが無料でDOCX形式出願に関するウェビナーを開催しています。登録は、WEB上で可能です。