案件作成の考え方

root ipクラウドは出願ごとに案件を作成し、親子関係を持たせることで、優先日などの情報を管理します。
親子関係は、「国内優先」テーブル、「パリ優先」テーブル、「原出願」テーブルで管理します。
期限計算の起算となる優先日等を包括的に管理するために「複合起算項目」テーブルがあります。詳しくは「複合起算項目とは」ご参照ください。

以下の手順で基礎案件のある出願を作成すると、基礎案件の情報を引き継ぎ、自動で優先日等を取得し、ファミリーツリーを構築していきます。
案件ごとのファミリー関係や情報は案件のファミリータブでご確認頂けます。

基礎案件のある出願を作成する (国内優先の場合)

  1. 「メニューバー>案件>案件作成」をクリックします。
  2. 「出願ー特許ー純国ー国内優先」をクリックします。
  3. 「国内優先」テーブルの「親案件ID」に基礎案件の社内整理番号または出願番号を入力し、プルダウンから選択します。(複数可)
  4. 基礎案件の情報を引き継ぎ、出願人や優先日が入力されます。
  5. 各項目を入力し、「登録」ボタンをクリックします。
    各項目の説明はヘルプをご参照ください。
  6. 国内優先権案件が作成されます。

基礎案件のある出願を作成する (パリ優先の場合)

  1. 「メニューバー>案件>案件作成」をクリックします。
  2. 「出願ー特許ー内外ーパリ優先」をクリックします。
  3. 「出願国/指定国」テーブルの「出願国/指定国」を入力し、プルダウンから選択します。(複数可)
  4. 各テーブルが追加表示されます。
  5. 「パリ優先」テーブルの「親案件ID」に基礎案件の社内整理番号または出願番号を入力し、プルダウンから選択します。(複数可)
  6. 基礎案件の情報を引き継ぎ、出願人や優先日が自動的に入力されます。
  7. 必要に応じて各項目を入力し、「登録」ボタンをクリックします。
    各項目の説明はヘルプをご参照ください。
  8. 「出願国/指定国」ごとにパリ優先権案件が作成されます。

基礎案件のある出願を作成する (分割・変更の場合)

  1. 「メニューバー>案件>案件作成」をクリックします。
  2. 「出願ー特許ー純国ー分割出願/変更出願」をクリックします。
  3. 「原出願」テーブルの「親案件ID」に基礎案件の社内整理番号または出願番号を入力し、プルダウンから選択します。(複数可)
  4. 基礎案件の情報を引き継ぎ、出願人や優先日が自動的に入力されます。
  5. 必要に応じて各項目を入力し、「登録」ボタンをクリックします。
    各項目の説明はヘルプをご参照ください。
  6. 分割出願案件/変更出願案件が作成されます。

複合起算項目とは

案件作成時に原出願日や優先日から各起算日をシステムが自動取得します。ユーザでは編集ができないテーブルです。
複合起算項目は、国別年金設定(外国の年金設定)や標準アクショントリガ(例えば、出願日から3年後に審査請求期限を立てる)設定を行う際の起算項目として利用していただく項目です。

項目説明備考
出願日(原)入力された出願日、原出願日の中で最先の日付例えば、3世代(親、子、孫)の分割出願の場合、孫出願からた親出願の出願日が出願日(原)となります。
出願日(優) 入力された出願日、優先日の中で最先の日付例えば、この起算日を国別年金設定の起算項目で使用していただくと、
基礎出願がある(優先日がある)ものは優先日が起算となり、基礎出願がないものは、出願日が起算となる、という設定が可能です。
出願日(優原) 入力された出願日、優先日、原出願日の中で最先の日付例えば、出願Aを基礎に出願Bを国内優先し、出願Bを原出願として分割出願Cをした場合、分割出願C案件における「出願日(優原)」は、出願Aの出願日となります。
国際出願日(優) 入力された国際出願日、優先日の中で最先の日付rootipではPCT国内移行期限、19条補正期限、34条補正期限等の起算項目となっています。
原出願最古登録日 原出願(最古)又は本出願の中で最先の登録日例えば、何世代にもわたる分割出願の最古の案件の登録日が「原出願最古登録日」となります。
外国の年金制度や法制度で起算項目として必要なケースにおいてご利用いただいております。

基礎案件のある出願を作成する (国内優先・パリ優・分割・変更)(旧バージョンはこちら) 

基礎案件のある出願を作成する (国内優先・パリ優先の場合)(旧)

  1. 「基礎案件の社内整理番号」をコピーする
  2. 「メニューバー>事務処理>案件作成」をクリック
  3. 作成する案件種別をクリック
  4. 手順1.でコピーした番号を「社内整理番号・出願番号」欄にペーストし、プルダウンから選択する
  5. 複数の基礎案件を設定する場合は、「+追加」をクリックして、手順4を実施する
  6. 「設定」ボタンをクリック
  7. 案件の受任情報を入力し、「登録」ボタンをクリック

基礎案件のある出願を作成する (分割・変更の場合)(旧)

  1. 「基礎案件の社内整理番号」をコピーする
  2. 「メニューバー>事務処理>案件作成」をクリック
  3. 作成する案件種別をクリック
  4. 手順1.でコピーした番号を「社内整理番号・出願番号」欄にペーストし、プルダウンから選択する
  5. デフォルトでチェックが入っている優先権設定欄の「基礎案件のパリ優先権を引き継ぐ」「基礎案件の国内優先権を引き継ぐ(日本出願のみ)」から必要に応じてチェックをはずす
  6. 「設定」ボタンをクリックし、案件の受任情報を入力する画面に遷移する
  7. 案件の受任情報を入力し、「登録」ボタンをクリック